1.ODDS&ENDS
ryo(supercell) feat.初音ミク
作詞:ryo
作曲:ryo
いつだって君は嗤われ者だ
やることなすことツイてなくて
挙句に雨に降られ
お気にの傘は風で飛んでって
そこのノラはご苦労様と
足を踏んづけてった
いつもどおり君は嫌われ者だ
なんにもせずとも遠ざけられて
努力をしてみるけど
その理由なんて「なんとなく?」で
君は途方にくれて悲しんでた
ならあたしの声を使えばいいよ
人によっては理解不能で
なんて耳障り ひどい声だって
言われるけど
きっと君の力になれる
だからあたしを歌わせてみて
そう君の 君だけの言葉でさ
綴って 連ねて
あたしがその思想を叫ぶから
描いて 理想を
その想いは誰にも触れさせない
ガラクタの声はそして響く
ありのままを不器用に繋いで
目一杯に大声を上げる
いつからか君は人気者だ
たくさんの人に持て囃され
あたしも鼻が高い
でもいつからか君は変わった
冷たくなって だけど寂しそうだった
「もう機械の声なんてたくさんだ
僕は僕自身なんだよ」って
ついに君は抑えきれなくなって
あたしを嫌った
君の後ろで誰かが言う
虎の威を借るキツネの癖に!
ねえ 君は一人で泣いてたんだね
聴こえる?この声
あたしがその誹膀をかき消すから
わかってる 本当は
君が誰より優しいってことを
ガラクタの声はそして歌った
他の誰でもない君のために
軋んでく 限界を超えて
二人はどんなにたくさんの言葉を
思いついたことだろう
だけど今は何ひとつ思いつかなくて
だけどなにもかもわかった
「そうか、きっとこれは夢だ。
永遠に醒めない、君と会えた、そんな夢」
ガラクタは幸せそうな表情をしたまま
どれだけ呼んでももう動かない
望んだはずの結末に君は泣き叫ぶ
嘘だろ 嘘だろってそう泣き叫ぶ
「僕は無力だ、ガラクタ一つだって救えやしない」
想いは涙に ぽつりぽつりとその頬を濡らす
その時世界は途端にその色を大きく変える
悲しみ 喜び 全てを一人とひとつは知った
言葉は歌になりこの世界を
再び駆け巡る 君のために
その声に意志を宿して
今 想いが響く
2.Sky of Beginning
ryo(supercell) feat.初音ミク
作詞:じん
作曲:じん
それはそれは何処かへと
飛び去って行く
緑色に瞬いて
いつかいつか僕らでも
届くのかなって手を伸ばしてた
かき集めた思い出全部
忘れていた好奇心で一つ一つ選び取ってさ
それをなんとかくっつけあって
形どった赤い飛行機
でも継ぎ目が目立っちゃうね
不恰好だな
保障なんかはどこにもなくて
だけど僕らは空を見ていた
失敗ばかり積み重ねてくよ
「もう一回」
みんなみんな何処かへと
飛び上がっていく
あぁ僕を置いて行かないで
暮れる暮れる太陽が沈む前に
今日も手を伸ばしてた
どの飛行機も羨ましいな
かっこいい翼なんて
僕のにはついてないから
だから何度も弱気になった
やけになって嫌いになった
「こんな陳腐な飛行機じゃ空は飛べない」
あの日見ていた遥かな空の
淡い緑のあの飛行機が
今でも胸で輝いているよ
「もう一回」
泣いて泣いているのかな
ずぶ濡れで叫んだ
「もっと高く羽ばたいて」
それはとても小さくて
頼りないけど、淡く光っていた
「雨がやんだな」調子も良いや
虹がかかった 空を仰いで
乗り込もうか 赤い飛行機
アクセル蹴って 羽根が回った
まだ怖いよ 不安もあった
迷いもあった だけど笑って
上を向いて さぁ進むんだ
先は長いぞ 何も見えないほど
期待なんかされてなくても
誰一人見向きもしなくても
それは確かに僕らの中で
光っていた
そしてそして僕たちは飛び上がっていく
淡い色で輝いて
いつかいつか僕らでも届きそうだと
上を向いていく
そして少年が空を見上げた
瞳、緑色に輝いて
いつかいつか
この空に
届くのかなって手を伸ばしていた
それはそれは何処かへと
いつかいつかの空に
届きそうかなって手を伸ばしていた
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